JR目黒駅西口から徒歩１分の心療内科。目黒心療クリニックです。

院長ごあいさつ

　私は若い時分から精神医学の研究分野に従事してきました。元来無精者でありますが、研究活動のおかげで神経薬理・生化学の知見は広まり、投薬は必要なものを最小量で治療するようになった気がします。また薬物療法のみに偏らないように、面接技術も研鑽を重ね、認知行動療法(CBT)のスーパービジョンを終了して現在に至ります。CBTもマスコミから「マインドフルネス」と紹介され、あたかも薬を使わない夢のうつ病治療法のように過剰宣伝されています。それに期待を膨らませ、これらを宣伝する病院の門をたたかれた患者さんの一部は大きく失望されたかもしれません。長年にわたって”うつ”に苦しんできた患者さんが、快方に向かうとするならば、その主体は薬でもCBTでもましてや医者でもなく、患者さん自らの変化ーある種の明らめや悟りーだったのではないかとの思いがあります。ではご縁があったらお会いすることもあろうかと思いますので、その時はよろしくお願いします。

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診療について

面接は通常の精神療法と認知行動療法(cognitive behaviour theraphy:CBT)^＊を行っています。必要なら漢方薬、西洋薬どちらの投薬も行います（薬物療法）。薬理学は専門研究機関で学んでおり、標的症状を絞って投薬しますので、投薬量は相対的に少ないと思われます。
＊当院の認知行動療法は医師が行う正規の構造化されたものです。国立研究開発法人　認知行動療法センターの所定のカリキュラムを終了後、更にスーパーバイザーによるスーパービジョンを完了した事を厚労省に届けてあります。

　労働者のメンタルヘルスに関連した休職や復職などの判定、休職中のメンタルヘルス知識教育など行っています。医師が行う認知行動療法の基礎指導により、投薬量が少ないままあるいは投薬なしで復職がうまくいくケースがたくさんあります。そのためは勤務する企業の産業医と当院医師の連携が欠かせませんので、こちらからも積極的に情報交換するように心がけております。
　また、職場のストレスチエックテストでの高ストレス者の面談も各企業の嘱託産業医に代わって自費診察として受けております。このようなメンタルヘルスの専門知識を有した精神科産業医をお探しの折も、どうぞお気軽にご相談ください。

院長

村岡新一郎　医学博士

専門

精神医学、臨床心理学

資格

厚生労働省認定　精神保健指定医、日本精神神経学会認定　専門医および指導医　　　　日本医師会認定　産業医

所属学会

日本精神神経学会

国際学術雑誌

Eur Neuropsychopharmacol.(2014),Mol Psychiatry. (2003), Eur Neurosci.(2001) 他

著書

モデル動物のゲノム解析によるアプローチ　臨床精神医学講座(11)　中山書店　他

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