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明確なストレス因があり、それに反応して感情、身体、行動の異常がでるものが適応障害です。個人的素養(性格)は発症に大きく関与しますが、逆にストレス因がなければこの状態は起こさなかったと定義されます。そしてそのストレス因がひとたび終結すればその後6カ月以上症状が継続することはありません。
ストレス因としては米国精神医学会疾患分類 DSM-5によると以下の様な例をあげてあります。
単一の出来事(例:失恋)、複数の出来事(例:仕事上の著しい困難な状況と結婚とか家庭の問題)、個人ばかりでなくその地域や集団を巻き込む事(例:自然災害)、発達や生育に伴う事(例:入学、結婚、親になる、職業上の目標を達成できない、引退)
そしてこれらは抑うつ気分や不安を伴い、身体的不調(例えば頭痛、吐き気、手の震え、不眠)と行動の異常(例えば会社や職場に出勤できない、朝起きれない)などを表現します。
有病率:「大変ありふれたもので、精神科外来で治療を受けている人のうち、適応障害を主診断とする人の割合は約5-20%、病院の精神科コンサルテーションにおいては最も多い診断名であり、しばしば50%に達する」とDSM-5では述べられています。これらを考えると米国ではストレス因によって抑うつ状態になった場合を適応障害として診断しますが、日本の医療機関はどうなのでしょうか?
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