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周産期の気分障害の解説women's mental health iI

周産期の気分障害とは

妊娠中の気分障害:妊娠中の後半は心身ともに安定期に入り、うつあるいはうつ病は少ないと言われます。研究報告も少ないのですが日本で行われた多施設共同の調査では5%程の発症率であったと言われています(Arch Womens Men Health, 9: 121-130, 2006)。

産後の気分障害:上記の研究では産後のうつあるいはうつ病の発症率は産後3カ月内での発症は5%であったと報告され、これは国際比較での報告と差がなかったと述べています。

 周産期の気分障害に対して内分泌の関与を否定した報告があり(Comprehensive Psychiatry, 44:234-246, 2003)、一般的には内分泌の変化が抑うつ気分を誘発することはたとえ一時的にあったとしても、一般的には低いと考えられています。実際、マタニティーブルーズと呼ばれ初産婦の85%が経験するとも言われるーイライラ、涙もろさと不安感等の気分の障害は、出産後2-4日に一時的に出現して2週間以内に終息する事実がこの結果を支持しています。

うつの既往の関係:妊娠以前にうつの既往があれば、妊娠中のうつの発症率が35%、産後うつは24%とそれぞれ高くなり、社会的支援の欠如ー特に配偶者やパートナーの支援の欠如で産後うつの危険性は高まるとされます。一方、妊婦の社会的経済的因子、年齢、産科的合併症そして母乳保育は産後うつの発症には関与していないと述べられています(Postpartum depression:causes and consequences. New York, Springer-Verlag, 1995)。

治療:これらを総合すると本人を取巻く環境と性格ー心理的要因の関与が大きいことになります。したがって教育、助産師を中心とする周産期医療スタッフの心理介入、自助グループや公的機関(地区の保健センターや子育て支援課など)への相談など多面的なアプローチが不安を軽減し、抑うつを防止できると思われます。

Meguro Mental Clinic目黒心療クリニック

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